世界の輸出狀況は全體的に低迷している

最近、外部需要の低迷、持続的な不振などの影響を受け、ベトナム、韓國、ブラジル、米國など多くの國の輸出が減少傾向を示している。この減少は、これらの國の経済成長に持続的な影響を與える可能性があり、短期的に世界の貿易が回復する兆候は見られない。

ベトナムの7月の輸出は3.5％減少した。繊維産業の輸出受注は70～80％減少しており、多くの工場が操業停止に追い込まれている。
韓國の7月の輸出は前年同期比16.5％減少した。主要輸出製品である半導體の輸出額は前年同期比34％の大幅減となった。
ブラジルとチリの輸出はそれぞれ2.6％と7.6％減少した。
アルゼンチン、タジキスタン、インド、インドネシアの輸出もいずれも2桁の減少を示した。

一部の國では輸出が逆風の中で増加

多くの國の輸出狀況が楽観視できない一方で、ドイツ、トルコ、ウズベキスタンなどは、景気後退の予想と世界貿易の縮小を背景に、輸出が逆風の中で増加している。

ドイツの上半期の輸出は前年同期比3.5％増加した。
トルコの7月の輸出は前年同期比8.4％増加し、過去最高を記録した。
ウズベキスタンの上半期の輸出は19.4％増加した。同時に、ウズベキスタンと中國の貿易関係もさらに深まっている。
グルジアの上半期の輸出は前年同期比20.1％増加した。

世界の大半の國が外部需要の低迷、持続的な不振を背景に輸出減少の困難に直面しているものの、輸出の質の向上、新たな輸出市場の開拓などを通じて、輸出が逆風の中で増加している國もあり、世界貿易の回復への希望を與えている。