韓國産業通商資源部は3月19日に発表した最新のデータで、同國の自動車輸出業界が直面する課題を明らかにした。この報告書によると、2月の韓國の自動車輸出額は51億6000萬ドルで、前年同月比7.8％減と3カ月連続で減少しており、2023年1月（49億8000萬ドル）以來約13カ月ぶりの低水準となった。

詳細な分析によると、韓國の自動車輸出臺數は前年同月比11％減の19萬8653臺となった。地域別に見ると、北米への輸出額は1％の微増となったものの、その他の主要市場への輸出は軒並み減少しており、EUへの輸出額は23.1％の大幅減、アジアは0.9％減、中東は30％減、オセアニアも8.2％減となった。

特に注目すべきは、新エネルギー車の輸出が特に不振だったことだ。2月の韓國の新エネルギー自動車の輸出額は17億1000萬ドルにとどまり、前年同月比15.3％の大幅減となり、2022年11月以來約15カ月ぶりの低水準となった。この減少傾向は、世界の新エネルギー自動車市場の不安定さと消費者需要の変化を反映している。

アナリストは、韓國の自動車輸出減少の主な原因として、新エネルギー自動車の販売減少と、中國の春節休暇期間中の市場停滯を挙げている。さらに、世界的な自動車市場の低迷と國際貿易の不確実性も、韓國の自動車輸出に悪影響を與えている。

韓國の自動車メーカーは、生産コストの上昇、世界的なサプライチェーンの逼迫、そして激化する國際競爭など、様々な圧力に直面している。このような狀況下、韓國の自動車業界は変化への適応を図り、技術革新の加速、生産効率の向上、そして新たな市場機會の開拓を目指している。

韓國産業通商資源部は、國際市場の動向を継続的に監視し、韓國自動車業界の持続的な発展、特に新エネルギー自動車分野を支援すると述べている?，F在の課題に対応し、將來の機會を捉えるため、韓國政府と自動車企業は連攜を強化し、より柔軟で革新的な輸出戦略を策定している。